コードが書けない。だから、面倒な作業はぜんぶAIに任せる。そして定時で帰る

自動化レシピ

はじめまして。「定時で帰る開発部」の創刊号です。

開発部、といっても部員はわたしとAIだけ。しかもわたしは、プログラミングは正直サッパリの現役教員で、コードは1行も書けません。それでも”開発部”を名乗っています。その理由は、最後まで読んでもらえたら、たぶん伝わります。

まず、いきなり結果からお見せします。これ、つい先日わたしが実際に作ったものです。

フォーム回答が届いた瞬間の通知メール

Googleフォームに誰かが回答した瞬間、こういう整ったメールが勝手に届く――というものです。わたしが書いたコードは、0行です。 どうやったのかは、後で正直にぜんぶお話しします。

まず、たぶんあなたが言葉にしていない気持ちから

朝、パソコンを開く。今日も「あの作業」が待っている。

集計表に数字を打ち込む。同じ文面のメールを、宛名だけ変えて何通も送る。提出されたファイルを一個ずつ開いて、別の表に転記する。フォームの回答が来ていないか、何度も見にいく。

別に、難しい作業じゃないんです。難しくない。ただ、毎回これをやるのか、と思うと、ちょっと気が重い。

そして、たぶんいちばん本音に近いのはここです。
「これ、わたしがやらなくても、誰かやってくれないかな」。

がんばっても誰にも気づかれない。終わらせても、また来週ぜんぶ戻ってくる。「効率化したいな」と思ったことは何度もあるけど、じゃあ何をどうすれば、と考えると手が止まる。そうやって半分あきらめて、今日もまた手で片付ける。

――これ、ぜんぶ少し前までのわたしです。「どうせ自分はITが苦手だし」と、最初からあきらめて、毎回ぜんぶ手でやっていました。

なので、これから書くことは「できる人が上から教える話」ではありません。できなかった側の人間が、抜け出せた話です。

Google×AIで、毎日の手作業はどこまで消えるのか

ここ最近で、何が変わったか。ひとことで言うと、「面倒な作業を、AIに肩代わりさせる」のが、ものすごく簡単になったんです。

ふだん使っているGoogle(フォーム・スプレッドシート・Gmail・ドキュメント)の中には、いわば“小さな自動係さん”を雇える場所があります。「回答が来たらメールして」「この表をあっちに写して」とお願いしておけば、勝手に動いてくれる係です。

むかしは、その係さんへの指示書を、専門の言葉で自分で書くしかありませんでした。ここがずっと、わたしたちには高い壁でした。その壁が、AIで消えたんです。やりたいことを日本語でお願いすれば、AIが指示書を書いてくれる。 わたしは、それを所定の場所に貼って、最初に一度だけ「許可」するだけ。

たとえば、こんな「面倒」が、こう消えます。

  • 集計・転記:フォームやメールで届いた内容が、勝手に表へ。手打ちゼロ。
  • 書類づくり:名簿の1行ずつから、お知らせや証明書を自動で量産。
  • 連絡まわり:宛名や日付だけ違う”いつものメール”を、ボタンひとつで一斉に。
  • フォーム処理:回答が来た瞬間に、中身を整えて自分に通知。確認しに行かなくていい。

ぜんぶに共通しているのは――指示書を書くのはAI。わたしは指示する人。 ここが、この開発部のすべてです。

ひとつだけ、正直に。「ただ通知が欲しいだけ」なら、実はGoogleフォームの標準機能でも足ります。ただし届くのは”回答が来ました”というお知らせと確認リンクが中心で、回答の中身そのものはメールに入りません(詳しくはフォームを開いて見る形です)。だからこの記事は「通知が万能です」とは言いません。お伝えしたいのは、その先――AIに頼めば、”自分の場合にぴったりの自動化”を、自分専用に作れる、という入口のほうです。

実例:開発部が最初に片付けた「めんどくさい」

冒頭でお見せしたメール。あれを、どうやって作ったか。お題はこれでした。

「Googleフォームに回答が来たら、内容を整えて、自動でメール通知する」

スプレッドシートを開いて「新しい回答、来てないかな…」と何度も見にいく。あの小さな見張りのような時間が、まるごと消えました。 来たことも、中身も、何件目かも、メールひとつで分かります。「これで通算3件目」のように通し番号も入るので、数えなくても件数がつかめます。

念のため、もう一度だけ。わたしはコードを1行も書いていません。 AIに「フォームの回答が来たら、内容を整えて自分にメール通知して」とお願いし、出てきた文章をまるごとコピーして貼り、最初に一度だけ「許可」の操作をしただけです。

ちなみに、やることを並べると、たった4つでした。

  1. AIに、やりたいことを日本語でお願いする
  2. 出てきた文章を、まるごとコピー
  3. Googleの決められた場所に貼る
  4. 最初に一度だけ「許可」する(次回からは不要)

次回以降、この4つを実際の画面で一枚ずつお見せしながら、一緒に進んでいきます。

正直、わたしも2回つまずきました

ここが、この記事でいちばんお伝えしたいところかもしれません。スイスイいったわけじゃないんです。

ひとつめ。 初めて動かすとき、Googleが「このアプリは Google で確認されていません」という、いかにも”警告”という見た目の画面を出しました。正直、ビクッとします。「あ、なんか壊した?」と。
――でも、これは正常な表示でした。意味は「このアプリを他の人に配るなら審査が要りますよ」というGoogleの仕組みのため。あなたが自分専用に作ったものは、まだ審査に出していないだけなので、この画面が出ます。中身があなたのアカウントの外に出ることはありません。ここは別記事で、怖くない進み方をていねいに用意しました。

ふたつめ。 貼り付けたのに、肝心の”実行する項目を選ぶ一覧”に、目当てのものが出てこない。「あれ、消えた…?」と固まりました。
――原因は、最初から書いてあった短い見本の“カッコの中”に、もらった文章を貼り込んでしまっていたこと。新しい紙に書けばよかったのに、見本の余白に書いてしまった、という感じです。直し方は拍子抜けするほど簡単で、全部いったん消して、まっさらな状態に貼り直すだけでした。

たぶん、初めての人はだいたい同じところで一回つまずきます。だから先に言っておきます。詰まっても、こわれていません。 わたしも同じところで固まって、それでも自力で抜けられました。先に一回つまずいておいたので、つまずき方ごと、この先お見せしていきます。

これから、実際にやって・記録していきます

この開発部がやることは、ひとつです。

「コードが書けないわたしが、AIと一緒に、毎日の面倒な作業を実際に自動化してみる。その過程を、つまずきごと、まるっと記録する。」

きれいに完成したものだけを並べる気はありません。どこで詰まって、どう抜けたか――そここそが、同じ「自分には無理かも」と思っている人の役に立つはずだから。

次回は、さっそく今日の続きから。あの通知を、スマホですぐ気づけるようにしてみました(公開済み)。それ以降も、お知らせの自動作成、いつものメールの一斉送信…と、身のまわりの「めんどくさい」を一個ずつ片付けていきます。

最後に、開発部の合言葉を。

その面倒な作業、Google×AIで自動化。
部員は、わたしとAI。”コードが書けない”開発部です。

「自分にはどうせ無理」と思っている人の、最初の一歩になればうれしいです。詰まったところがあれば、コメントで教えてください。一緒に抜けましょう。

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