リサーチ秘書|「今週どうだった?」と話すだけで、ためた台帳を今週の流れに振り返ってくれる(週次まとめ)【育てる編③】

毎朝の点が、週の線に。リサーチ秘書 育てる編③(週次まとめ) つまずき帳

毎朝1通、追いたい分野の見出しが届く。前回までで、そのたまった台帳に"話しかけて質問"でき、集める分野まで"話しかけて変えられる"ようになりました。——でも、金曜の夕方、ふと「で、今週って、結局なんの週だったっけ」と振り返ろうとしたとき。わたしの頭の中は、相変わらず、ばらばらの見出しが散らかっているだけでした。

今回は、その「点を、線にする」回です。「今週どうだった?」と話しかけるだけで、ためた台帳の直近7日を、分野ごとの"今週の流れ"に振り返ってまとめてくれる。 前回(育てる編②・設定変更)の最後で「次は『今週どうだった?』で週次のまとめ——毎朝の点を、週の線につなぐ回」とお約束した、その続きです。

毎朝ちゃんと届くのに、「今週何があったっけ」が出てこない

正直に白状します。毎朝の配信が便利に届くようになってから、わたしの中に、新しい、ちょっと情けない引っかかりが生まれていました。

毎朝、見出しはちゃんと届く。届いた瞬間は「ふむふむ」と目を通している。なのに——その「ふむふむ」が、ぜんぜん積み上がっていかないんです。届いた端から、こぼれていく。一週間たって「今週、教育DXってどんな動きだった?」と振り返ろうとすると、頭の中に残っているのは、ぼんやりした残像だけ。あの見出しも、この見出しも、たしかに読んだはずなのに、「今週の流れ」という一本の線には、ちっともなってくれない。

毎朝の配信は、その性質上、いつも「新着だけ」を運んできます。今日の分、明日の分、と"点"で届く。それはそれで正しい。でも、点が毎日きれいに届くからといって、それが勝手に"線"につながるわけではなかった。むしろ逆で——毎日ちゃんと届いて、毎日ちゃんと読み流すから、一つひとつが記憶に深く刻まれないまま、流れていってしまう。届くことと、振り返れることは、別だったんです。

育てる編①の質問機能で「先週の教育DXは?」と聞けるようにはなりました。でも、あれはこちらが分野を思いついて、ピンポイントで聞きに行くやり方。「何を聞けばいいか」が先に頭にないと使えない。そうじゃなくて、ただ漠然と「今週、ぜんぶひっくるめてどうだった?」と、向こうから流れを並べて見せてほしいときがある。会議前の数分で、分野の数だけ質問を繰り返すのは、現実的じゃない。——届くようになり、聞けるようにもなったのに、まだ「ためたものを、週単位で見わたす」ことだけが、できていなかったんです。もし、いま胸のどこかで「うんうん」とうなずく気持ちがあるなら。この先は、たぶんあなたのための回です。

結果から言います =「今週どうだった?」で、分野ごとの流れが1枚に

いまは、その金曜のスクロールが、まるごと消えました。やることは、前回・前々回とまったく同じ場所——「AI秘書」シートの黄色い入力欄に、話し言葉で書いてEnter。 今回書くのは、質問でもお願いでもなく、ひと声の"振り返って"です。

「今週どうだった?」

それだけで、数十秒後、すぐ下に、こんな"今週のまとめ"が返ってきます。

🧑 あなた:今週どうだった?

🤖 秘書:■ 今週のまとめ(直近7日・台帳23件)

▼ 教育DX
今週はデジタル教科書の来年度方針と、GIGAスクール端末の更新費をめぐる動きが報じられている。校務での生成AI活用にふれた見出しも見られた。

▼ 生成AI
国内大手の新モデル発表と、業務利用のガイドライン整備が話題になっていると報じられている。

▼ 金融リテラシー
新NISAの利用状況と、家計の節約をめぐる記事が中心だったと報じられている。

※台帳の見出しから答えています(本文は未読・真偽判定なし)。最後は元記事で確認を。

メニューを探す必要も、期間を選ぶ必要も、ありません。チャットに「今週どうだった?」と、ふつうの言葉で話しかけるだけ。すると秘書が、ためた台帳の直近7日をさかのぼって、分野ごとに「今週の流れ」を短くまとめ、1枚にして返してくれます。冒頭には「直近7日・台帳○件」と、何件の記録から作ったかまで添えてくれる。月曜から金曜まで散らかっていた点が、分野という背骨に沿って、すっと一本の線に並ぶ感じです。

立ち位置が、また一つ動きました。質問は、こちらが"問い"を立てて、ピンポイントで聞きにいくもの。今回の週次まとめは、その逆です。こちらが問いを立てなくても、「今週どうだった?」のひと言で、向こうから"今週の流れ"のほうを振り返って差し出してくれる。 質問が「探しにいく」なら、週次は「振り返らせてくれる」。同じ台帳を相手にしながら、役目がもう一つ増えたんです。

正直に言うと、今回もわたしはコードを一行も書いていません。前回までに作った窓口に、新しい役目を一つ覚えさせてもらっただけ。それが、このブログのやり方です。

これは、あの「静かにためていた台帳」が、いちばん効く使い方です

種明かしをすると、これは新しい仕組みを足したというより、これまでの貯金が、いちばん輝く使い方にたどり着いた、という話です。

思い出してください。このリサーチ秘書は、いちばん最初から、毎朝の見出しを「台帳」という名前のシートに、消さずに記録し続けてきました。日付・分野・見出し・媒体・リンク。育てる編①では、その台帳に"質問"できるようにし、育てる編②では、台帳を育てる"設定"を話しかけて変えられるようにしました。そして今回——その台帳の、直近7日ぶんをまとめて読み返すのが、週次まとめです。

毎朝の配信が「新着だけ」を運ぶのに対して、週次まとめは"貯めたものを振り返る"側。だから、台帳という貯金箱が貯まっていればいるほど、答えが厚くなります。逆に言えば、始めたばかりで台帳が薄いと、まとめも薄い。これは故障ではなく、貯金の残高そのものです。1週間ほど毎朝の配信を続けてから「今週どうだった?」と聞くと、いちばん気持ちよく使えます。

もとをたどれば、これは基礎編の長いメールを3行に要約する回で覚えた「読ませて、まとめてもらう」が、ここでも芯になっています。あのときは1通のメールをAIに渡しました。育てる編①では「台帳にたまった見出しの束」を渡して質問に答えさせました。今回はそれが「直近7日ぶんの束」に変わり、問いの代わりに"振り返り"を作らせているだけ。やっていることの根っこは、ずっと同じです。

話しかけるのは、いつもの「AI秘書」チャット、ひとつだけ

ここまでお読みの方なら、もうお気づきですよね。今回も、新しいシートも、新しいメニューも、ひとつも増えません。 触るのは、育てる編①②で使ってきたのとまったく同じ、「AI秘書」シートの黄色い入力欄、ひとつだけです。

あなたが黄色い欄に何か書いてEnterすると、まず共通の"受付係"(ルーター)が、それが何のお願いかを見分けます。「最近の生成AIの話題は?」なら質問として、「医療も追って」なら設定変更として、そして「今週どうだった?」「今週のまとめ」「ここ1週間ふりかえって」なら、週次まとめとして処理する。あなたは、どれかを選ぶ必要はありません。ふつうに話しかければ、向こうが見当をつけてくれます。

呼び出し方は、ぜんぶ自然な言葉で大丈夫です。

  • 「今週どうだった?」
  • 「今週のまとめ」
  • 「ここ1週間、ふりかえって」
  • 「最近のまとめが見たい」

ひとつ、ちょっと気のきいた話を。振り返る範囲も、言葉から読み取ってくれます。 ふつうに「今週どうだった?」と書けば直近7日。「ここ2週間どうだった?」なら直近14日、「今月どうだった?」なら直近30日——というふうに、こちらが日本語で書いた期間から、さかのぼる日数を自分で見当づけてくれる。きっちり期間を選ばせない代わりに、こちらは思いついたまま声をかければいい。(範囲を言わずに「まとめて」とだけ書いたときは、いちばん使う"直近7日"で振り返ります。)

だから、覚えることは増えていません。そこに質問を書けば答えが返り、お願いを書けば設定が変わり、「今週どうだった?」と聞けば今週の流れが返る。同じチャットに、役目がまた一つ増えただけです。前回「この窓口は、ほかのお願いも覚えさせていける」と予告したのは、こういうことの積み重ねでした。

【手順】有効化済みなら、黄色い欄に「今週どうだった?」と書くだけ

「で、何を準備すればいいの?」——うれしい報告です。前回までの「有効化」が済んでいれば、新しい準備は何もいりません。

育てる編①で「AI秘書」シートを使い始めるとき、メニューから一度だけ「有効化」を押しましたよね。あれは〈黄色い欄に書いてEnterしたら、ちゃんとAIに聞きに行ける口〉を取り付ける作業でした。今回の週次まとめも、まったく同じ口を通って動きます。だから——

  1. 「AI秘書」シートの黄色い入力欄に、「今週どうだった?」と書く。
  2. Enter
  3. 数十秒待つと(混んでいるときは、もう少しかかります)、すぐ下に「■ 今週のまとめ(直近7日・台帳○件)」と、分野ごとの流れが出ます。

それだけ。質問のときも、設定変更のときも、押す場所も、待ち方も、まったく同じです。

もし「有効化って、やったかな?」と不安なら、判定はかんたん。育てる編①の台帳Q&Aや、前回の設定変更がちゃんと動いていたなら、有効化は済んでいます。何を書いても無反応なら、まだの可能性が高いので、先に育てる編①の手順で、一度だけ有効化をすませてください。一度きりの作業です。

AI秘書チャットで「今週のまとめ」と話しかけ、ためた台帳の直近7日を分野ごとの今週の流れに振り返った様子
「今週どうだった?」と話しかけるだけ。ためた台帳の直近7日を、分野ごとの"今週の流れ"に振り返ってくれる。冒頭に「直近7日・台帳○件」、末尾には必ず免責。

もし台帳がまだ薄い(毎朝の配信を始めたばかり)なら、秘書は無理にまとめず、「直近7日の記録がまだありません(毎朝の配信がたまると使えます)。」と正直に教えてくれます。これも故障ではありません。貯金が、まだ貯まっていないだけ。数日ぶん配信がたまってから試すと、ぐっと厚いまとめが返ってきます。

ひとつだけ、やさしくお願いを。この週次まとめ1回も、無料で使わせてもらっているAIの"1〜2回ぶん"を使います。 「言い方を変えたら?」と何度も連打すると、これまでお話しした「順番待ち」の上限に近づいてしまいます。聞いて、まとめを読んで、ひと呼吸。それで十分です。連打さえしなければ、無料の範囲で$0のまま使えます。

まとめの中身 = 直近7日を、分野ごとの"流れ"にする

返ってくる1枚が、どういう作りになっているか。ここだけ、ひと目で分かるように開けておきます。

ひとつ、さかのぼるのは、直近7日。 「今週どうだった?」「ここ1週間」——こうした言葉から、秘書は台帳の直近7日ぶんを読み返します(言い方しだいで14日・30日にも変わります)。毎朝の配信が「今日の新着だけ」なのに対して、週次は「ここ1週間ぶん」をまとめて見渡す。毎朝バラバラに届いていた点が、一週間という幅の中で並び直します。

ふたつ、並べ方は、"分野ごと"。 まとめは、追っている分野(教育DX・生成AI・金融リテラシー…)を背骨にして、分野ごとに「今週の流れ」を1〜2文ずつ書いてくれます。日付順にずらずら並べるのではなく、テーマ単位で振り返れるのが、点を線にするコツでした。

みっつ、頭に「どれだけの記録から振り返ったか」が出る。 まとめの冒頭は、いつも「■ 今週のまとめ(直近7日・台帳○件)」。この○件=その期間に台帳へたまっていた記録の総数が、地味に効きます。「23件から」と「3件から」では、振り返りの厚みがまるで違う。どれくらいの母数を背景に言っているのかが最初に分かるから、まとめの"重さ"を、こちらで割り引いて受け取れる。(記録がうんと育って何百件にもなった週は、そのうち新しいほうの一定数を材料にまとめます——このあたりの正直な線は、すぐ下の「正直に」で。)前回までの【根拠】や"実際に切り替えた分野名"と、同じ正直さです。

よっつ、末尾に、毎回かならず但し書き。 育てる編①の質問機能とまったく同じ一文が、まとめの最後にも、毎回かならず連結されます。

※台帳の見出しから答えています(本文は未読・真偽判定なし)。最後は元記事で確認を。

これも、AIに毎回書かせるのではなく、コードに固定の文字列として埋め込んであります。だから文言はブレません。週次まとめでも、この秘書の"性格"は一貫しています。〈見出しから答えている〉〈本文は読んでいない〉〈真偽は判定していない〉〈最後は元記事で確認〉。便利なまとめほど、こういう但し書きを毎回そえてくれるかどうかが、信頼の分かれ目だと思っています。

ここは正直に = 週次まとめが、絶対に超えない線

「今週の流れ、ちゃんとまとめてほしい。でも、見てもいないことまで知った顔でまとめられるのは、いちばん困る」——わたしが週次まとめに求めたのも、賢さより、その正直さでした。

本文は読んでいません。 まとめの材料は、台帳にためた「見出し・分野・日付」だけ。記事の本文は、そもそも秘書の手元にありません(育てる編①からずっと、この秘書は本文を持っていません)。だから「今週の流れ」も、あくまで見出しから読み取れる範囲の見当。秘書のまとめが「〜と報じられている」という調子で書かれているのは、わざとです。「こうだ」と断定するのではなく、「こう報じられていた」と整理するところまで。真偽の判断は、しません。最後は、気になった見出しのリンクから元記事を開いて、あなたが確かめる。そこは、これまでと一貫して、人が握る設計です。

そしてもうひとつ、こまかいけれど正直に。秘書がいちどに読み返すのは、直近7日のうち、新しいほうの記録です。記録がうんと育って、一週間で何百件にもなった場合は、いちばん古いところまで一字一句ぜんぶ読んでまとめるわけではない——新しいほうから読んでまとめます。だから「7日間のすべてを完全に網羅」とまでは言いきれない。それでも、台帳が育つほどまとめが厚くなる方向は変わりません。

——黙って賢くまとめてくれることより、「これは見出しから言っている/本文は読んでいない」と毎回ことわってくれること。わたしは、その正直さのほうを信じます。

同じものを作る:AIに渡す"週次まとめを足す"プロンプト

「自分のリサーチ秘書にも、この『今週どうだった?』を足したい」——やり方は、前回・前々回とまったく同じです。中身は自分で作りません。しかも今回も、ゼロから作り直す必要はありません。 育てる編②までで"話しかける窓口"を育ててきたコードが、もう手元にあるはず。やることは、その既存コードに「『今週どうだった?』で週次まとめを返す枝」を足してもらうこと。ChatGPTやGeminiのような対話AIに、これまで貼ったコードを見せたうえで、「週次まとめもできるようにして」とお願いするだけです。読者であるあなたが、コードを読む必要も、書く必要もありません。

ひとつだけ、先にことわっておきます。今回足すのは、"話しかけて今週の流れを振り返る"枝だけです。見出しを地図にする話(Markmap)や、集めたいことを書くだけでAIが設定を整える話は、次回ていねいにお見せします。

具体的には、こんな趣旨をAIに伝えます(これまで貼ったコードを、いっしょに渡してください)。

  • 同じ「AI秘書」チャットに、週次まとめの枝を足す(新しいシートやメニューは増やさない)。育てる編①②で作った"受付係"(メッセージの意図を見分ける処理)に、「週次まとめ」を足す。「今週どうだった?」「今週のまとめ」「ここ1週間ふりかえって」などを週次として拾い、見分けがつかないものは従来どおり質問として扱う。意図の見分けで、週次のときは期間(日数)も推定させる:先週/今週=7、2週間=14、今月や30日=30、これまで/全部=0、不明=7。週次で0(全部)になったら7日として扱う。
  • 週次と判断したら、台帳を「その日数ぶん・全分野」で読み、新しいほうから一定件数(多い場合は直近80件ほど)を {分野・見出し・日付} の形でAIに渡す。AIには分野ごとに「今週の流れ」を1〜2文ずつまとめさせ、結果をJSONで返させる(出力は分野と流れの組の配列)。
  • 答えの体裁は、冒頭に「■ 今週のまとめ(直近◯日・台帳◯件)」と何件から作ったかを出し、続けて分野ごとに「▼ 分野名」+その流れ。本文は読んでいないので推測で補わない/真偽の判断はしない(「〜と報じられている」調)/末尾に固定の免責(本文未読・真偽判定なし)を必ず連結する。免責はAIに毎回書かせず、コードに固定文字列で持たせる。台帳は"読むだけ"で、消したり書き替えたりは一切しない。
  • 記録が0件なら、「直近◯日の記録がまだありません(毎朝の配信がたまると使えます)。」と正直に返して終了。AIが混雑したら「いまAIが混雑しているようです。少し待って、もう一度送ってください(壊れていません)。」を返す。1回のお願いでAIを呼ぶのは1〜2回まで(無料枠で$0を守る・連打しない)。

頼むときのコツも前回と同じで、「やってほしいこと」だけでなく、「やってほしくないこと」(本文を読まない・推測しない・真偽判定しない・台帳を壊さない・新しいシートやメニューを増やさない)まで正直に念押しすること。そして、それを実際にAIへ伝える"貼る文"が、これです。下の枠を丸ごとコピーして、これまで貼ったリサーチ秘書のコードと一緒に、対話AI(ChatGPT / Gemini など)に渡してください(中身の意味は分からなくて大丈夫)。いちばん下に「ここにコードを貼る」とあるので、その続きに、これまでに貼ったコードをそのまま貼り付けます。

あなたはGoogle Apps Script(GAS)の熟練エンジニアです。下に貼る「リサーチ秘書」の既存コード(毎朝ニュースを集めて台帳にためる+"AI秘書"チャットで台帳に質問できる+話しかけて集める分野を変えられる=育てる編②まで)に、"チャットに『今週どうだった?』と話しかけると、ためた台帳の直近7日を分野ごとの『今週の流れ』にまとめて返す(週次まとめ)"機能を足してください。既存の動き・関数・シートは壊さず、追加だけしてください。専門用語の説明は不要。コードと、コード内の日本語コメント(非エンジニアにも分かる代弁口調・誇大なし・正直)だけを返してください。

【足すもの(一言)】
「AI秘書」チャットに「今週どうだった?」「今週のまとめ」「ここ1週間ふりかえって」などと書くと、台帳の直近7日ぶんの見出しを分野ごとにまとめ、「今週の流れ」をチャットに返す機能(同じ入力欄で、質問・設定変更と使い分ける)。例「今週どうだった?」→直近7日の記録から、分野ごとの流れを並べて返す。

【絶対にやらないこと(正直に・コメントにも明記)】
・記事の本文は読まない(台帳にあるのは見出し・分野・媒体・日付・リンクだけ)。見出しに無いことは推測で補わない。
・真偽の判定はしない。記録された見出しの事実を「〜と報じられている」調で整理するだけ。
・台帳に無いことは作らない。範囲に記録が無ければ「まだありません」と正直に返す。
・破壊的操作はゼロ(台帳は読むだけ・チャットのログに書くだけ。既存の削除や上書きはしない)。
・新しいシートやメニューは増やさない(同じ「AI秘書」チャットに枝を足すだけ)。

【UI=同じ「AI秘書」チャット】
・育てる編①②で作った共通の"受付係"(メッセージの意図を見分ける処理)に、「週次(今週のまとめ)」の枝を足す。「今週どうだった?」「今週のまとめ」「ここ1週間ふりかえって」「最近のまとめ」などを週次として扱い、見分けがつかないものは従来の質問へ。
・意図の見分け(受付係のAI判定)で、週次のとき期間(日数)も推定させる:先週/今週=7、2週間=14、今月や30日=30、これまで/全部=0、不明=7。週次で0(全部)になったら7日として扱う。

【動き=週次(今週のまとめ)】
・週次と判断したら、台帳を「その日数ぶん・全分野」で読む(日数の下限=今日からさかのぼった日付。台帳の日付は yyyy-MM-dd 文字列なので文字列比較でよい)。
・読めた記事が0件なら、「直近◯日の記録がまだありません(毎朝の配信がたまると使えます)。」と返して終了。
・記事の新しいほうから一定数まで(直近80件)を {分野,見出し,日付} の配列にしてGeminiに渡し、「分野ごとに今週の流れを各分野1〜2文で短くまとめる。本文は読んでいないので推測で補わず、真偽の判断もしない(『〜と報じられている』調)」と指示。返答はJSONで {"まとめ":[{"分野":"…","流れ":"…"}]} の形にさせる。
・LINEから来たときは、とくに短く(各分野1文・分野は最大4つまで)。
・Geminiが混雑(429/503)なら短い待ちで数回やり直す。それでもダメなら「いまAIが混雑しているようです。少し待って、もう一度送ってください(壊れていません)。」を返す。
・1回のお願いでGeminiを呼ぶのは1〜2回まで(意図の見分け+まとめ=合わせて1〜2回。無料枠で$0を守る・連打しない設計)。

【まとめの体裁(チャットのログに書く)】
・先頭に「■ 今週のまとめ(直近◯日・台帳◯件)」(◯日=読んだ日数、◯件=読めた記事数)。
・続けて、AIが返した「まとめ」配列の各要素を「▼ 分野名」+改行+「流れ」で並べる。
・末尾に固定の免責を必ず連結する(AIに毎回書かせず、コード内の固定文字列で持つ):「※台帳の見出しから答えています(本文は未読・真偽判定なし)。最後は元記事で確認を。」(育てる編①の質問と同じ一文を流用してよい)。
・LINEのときだけ、末尾に「(全文メールは「今週のまとめ」メニューから)」を添えてよい。

【既存コードとの統合】
・既存のGemini呼び出しの共通部品、台帳を期間で読むヘルパ、育てる編①②の受付係・チャットへの書き込み・固定の免責文字列を、そのまま再利用してよい。
・既存の「毎朝実行」「台帳Q&A」「設定変更」「メニューの今週のまとめ(全文メール版)」などの動きは一切変えない(追加のみ)。チャットの『今週どうだった?』は、その場で読む"短いまとめ版"で、メニューの全文メールとは別物として共存させる。

では、以下が、いま動いている『リサーチ秘書(育てる編②まで)』のコードです。これに上の機能を足した完成形を返してください:
(★ここに、これまでに貼ったリサーチ秘書のコードを、まるごと続けて貼り付けてください)

このとおり、頼みごとの半分は"やらないこと"の念押しです。でも、それでいい。「賢く全部まとめて」より「見出しから読み取れる範囲で、正直にまとめて」と頼むほうが、毎週となりに置いておける相棒になる——わたしは、そう思っています。

つまずき先回り

実際にわたしがつまずいた場所を、先回りで。どれも「壊れた」わけではない、というのが共通点です。

書いてEnterしても、何も起きないとき。 いちばん多いのは、育てる編①の「有効化」をまだ済ませていないケースです。有効化が済んでいないと、黄色い欄に書いても、秘書はまだAIに聞きに行く口を持っていません。先に有効化を一度だけ済ませてから、もう一度書いてEnterしてみてください。

「直近7日の記録がまだありません」と出たとき。 これは故障ではありません。多くは、台帳がまだ薄い(毎朝の配信を始めたばかり)か、この一週間にたまたま新着が少なかったか。週次まとめは"貯めたものを振り返る"機能なので、貯金がまだ少ないと、まとめようがない。「今月どうだった?」のように、すこし広めの期間で聞き直してみるか、数日ぶん配信がたまってから、もう一度「今週どうだった?」と聞いてみてください。台帳が育つほど、まとめは厚くなります。

まとめが薄い・分野が少ないとき。 たいていその週、その分野の新着が少なかっただけです。週次まとめは、台帳にためた見出しがそのまま材料。追っている分野が少なければ、まとめの分野も少なくなる。「もっといろんな分野を振り返りたい」なら、育てる編②の要領で「○○も追って」と集める分野を増やし、台帳を育てるのが先です。薄いのは、まとめ機能が壊れているからではなく、その週の貯金が少ないだけのことが多い。

「混雑しているようです」と出るとき。 これも前回までと同じ、無料のAIの「順番待ち」か「混雑」です。「いまAIが混雑しているようです。少し待って、もう一度送ってください(壊れていません)。」と出たら、ひと呼吸おいて、もう一度。壊れてはいません(裏側では、混雑時に少し待ってから何回かやり直し、それでもダメなときにこの表示になります)。1回のお願いでAIを呼ぶのは1〜2回までなので、「1回聞いて、ひと呼吸」を守っていれば、まず当たりません。

まとめがなかなか出ないとき。 書いてEnterすると、数十秒たってからまとめに変わります。混んでいるときは、もう少しかかることも。そのまま待ってください。なお、この週次まとめがやっているのは台帳を「読む」のと、やりとりのログに「書く」だけで、台帳の記録を消したり書き換えたりは一切しません。 だから、何度試しても、まず壊れません。

もっと"きちんとした"まとめが、メールでほしいとき。 じつは、この秘書には、もともとメニュー側に「今週のまとめ(直近7日)」をメールで送る機能もあります(画面のメニューには、この名前で並んでいます)。チャットのまとめは、その場でさっと読む"短い版"。メール版は、分野ごとに見出しのリンクまで並んだ"保存できる版"です。チャットで流れだけ把握して、あとでじっくり読みたいときはメニューの「今週のまとめ」から——と使い分けると便利です。同じ直近7日を見ていますが、用途で選べます(今回お話ししているのは、チャットで話しかけて、その場で流れを見るほうです)。

正直な限界(先に言っておきます)

このブログのやり方として、できないことは先に言います。この週次まとめにも、はっきりした限界があります。

  • まとめは「台帳に記録された見出し」が天井です。 集めていない分野の今週も、配信を始める前の過去も、当然まとめられません。「もっと広く振り返りたい」なら、育てる編②の設定変更で追う分野を増やして、台帳を育てるのが先です。
  • 本文は読めないので、深い中身までは振り返れません。 「で、その話って具体的にどういう内容?」には、見出しから読み取れる範囲までしか答えられない。気になった流れは、見出しのリンクから元記事へ。あるいは育てる編①の質問機能で「その話、もっと詳しく」と聞き直すのが、いい合わせ技です。週次まとめは"全体の見取り図"、質問は"虫めがね"、と使い分けると気持ちいい。
  • 真偽は判定しません。 「今週のこの話、本当?」には答えません。集めた見出しを「今週の流れ」に整理して、確かめる入口を示すところまで。そこは育てる編①から一貫して、人が握る設計です。
  • 読み返すのは直近のぶんから。 一週間で記録が膨大になった場合、いちばん古いところまで完全網羅はしません。新しいほうから読んでまとめる設計です。

そして、こまかいけれど一つ。この週次まとめは、スマホのLINEからも「今週どうだった?」で呼び出せます(LINEは画面が小さいぶん、各分野1文・分野は多くても4つまでと、とくに短めに。じっくり全体を眺めたいときは、シートのほうがおすすめです。LINEのまとめの末尾には「全文メールは『今週のまとめ』メニューから」と案内も出ます)。

逃げ道(メール版・手で台帳を見る)が必ず残っていること。そして、まとめが何件から作られたかが毎回見えること。それが、わたしがこの設計を信じられた理由です。

次回予告:散らかった見出しを、こんどは"地図"にする

これで、毎朝届くだけだった秘書が、「話しかければ、質問に答え、集める分野を変え、今週の流れまで振り返らせてくれる」秘書になりました。順番に思い出してみてください。

  • 届けて終わり(応用編その2)。
  • ためた記憶に話しかければ、答えてくれる(育てる編①・質問)。
  • 集める分野まで、話しかけて変えられる(育てる編②・設定変更)。
  • そして今回、「今週どうだった?」で、向こうから振り返らせてくれる(育てる編③・週次まとめ)。

毎朝バラバラに届いていた"点"が、「今週どうだった?」のひと言で、一本の"線"につながった。前回の予告どおり、ここまでたどり着けました。窓口は、ずっと同じ一つの黄色い欄。そこに覚えさせる役目が、また一つ増えただけです。

そして、面白いのはここからも続きます。今回、見出しを"線"(今週の流れ)にしました。次回は、その見出しを——こんどは"面"に、つまり地図に——広げます。残りはあと2つ。次回以降、こんなことを——メニューを探さず、ぜんぶ同じ場所に話しかけるだけで——できるようにして、このシリーズをひと区切りにします。

  • 見出しを"地図"にする。 「地図にして」と話しかけると、ためた見出しを放射状のマインドマップ(Markmap)に貼れる形に。何度か「今回は見送ります」と言ってきた、あの図です。線が"流れ"なら、地図は"全体像"。今週の話題が、どの分野にどう枝分かれしていたかを、ひと目で見渡せるようにします。
  • 集めたいことを書くだけで、AIが設定を整える。 育てる編②では分野ごとに「追って」とお願いしましたが、もっとざっくり「こういうことが知りたい」と書くだけで、秘書が設定を組んでくれる方向へ。キーワードの書き方に悩む、その最後のひと悩みまで、AIに任せていく回です。

→ 公開しました:育てる編④:「地図にして」でためた見出しを放射状の地図に(見出しマップ)

届けて終わり→話しかければ答える→集める分野を変える→今週の流れを振り返る、ときて、次は、ためた見出しを"地図"にして見渡す毎朝へ。どれも、実はもう手元で動いています。コードが書けなくても、AIに任せて、ちゃんと同じところへたどり着けます。ここまで手を動かしてきたあなたなら、もう、怖いものはありません。


※ この記事で作る週次まとめは、台帳に記録された見出しから「今週の流れ」を作っています。本文は読んでおらず、真偽の判定もしていません(だから「〜と報じられている」という調子でまとめます)。まとめるのは台帳にためた直近の記録(標準は7日・言い方で14日/30日)で、記録が膨大なときは新しいほうから読みます。記録に無いことは作らず、記録が無ければ「まだありません」と正直に返します。色分けや媒体の種類は"信じてよい印"ではなく、自分で確かめるための"目印"です。チャットの振り返りは読みやすさ優先の短いまとめで、リンクつきのフル報告は既存メニューの「今週のまとめ」からメールで受け取れます。最後は必ず見出しのリンクから元記事を開いて、ご自身でご確認ください。混雑などでうまく動かない日もありますが、壊れてはいません。少し待って、また試してください。


このシリーズのこれまで:創刊号(入口)記事01:フォーム回答をメールで受け取る記事02:フォーム回答をLINEに即時通知記事03:フォーム回答を毎朝自動集計してLINEに通知記事04:名簿から差し込みメールを一斉送信記事05:長いGmailをAIで3行+やることリストに記事06:毎朝、未読メールを自動で要約して1通に記事07:たまった自由記述を、AIでテーマ別に分類・集計記事08:登録キーワードのニュースを、毎朝LINEに応用編その1:AI秘書「ぽけっと手帳」(全体像)応用編その2:リサーチ秘書(追いたい分野のニュースが毎朝1通)育てる編①:ためた見出しに"質問"できる(台帳Q&A)育てる編②:「医療も追って」で集める分野を増減(設定変更)育てる編③:「今週どうだった?」でためた台帳を週次まとめ(この記事)育てる編④:「地図にして」でためた見出しを放射状の地図に(見出しマップ)育てる編⑤:「再エネ政策を追いたい」で検索語まで含む設定をAIが設計(設定アシスタント・完結)応用編その3:受発注・請求 秘書(受注が来たら、選ぶだけで見積書・請求書のPDFに)受発注 育てる編①:入金消込・督促・領収書PDF受発注 育てる編②:受注した瞬間に在庫を押さえる受発注 育てる編③:発注点アラートと発注書PDF受発注 育てる編④:月次集計・売上グラフ・会計CSV(最終回)基礎編:URLひとつで“自分の申込ページ”を作る(Webアプリ)基礎編:申し込まれた瞬間に、確認メールが自動で返る基礎編:申し込んだら、控えのPDFが自動で届く基礎編:申込の控えが、勝手にドライブへ積み上がっていく基礎編:申込のひとことを、届いた瞬間にAIが仕分ける基礎編:誰も画面を開いていないのに、毎朝まとめが届く基礎編:申込が来た瞬間、ポケットのLINEが鳴る(最終回)応用編その4:申込・予約 秘書(満席の瞬間、ページが自分から閉まる)申込・予約 育てる編①:キャンセル待ちと自動繰り上げ申込・予約 育てる編②:承認制とお断り下書き申込・予約 育てる編③:前日リマインダーと毎朝まとめ申込・予約 育てる編④:管理ページ(最終回)

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