リサーチ秘書|「医療も追って」と話すだけで、集める分野を増減できる(設定変更)【育てる編②】

集める分野も、話しかけて。リサーチ秘書 育てる編②(設定変更) つまずき帳

毎朝1通、追いたい分野の見出しが届く。前回は、そのたまった見出しに"話しかけて質問"できるようにしました。——でも、ふと「最近、医療の話も追っておきたいな」と思ったとき。わたしはまた、あの設定シートを開いて、キーワードを書き直す作業に戻らなければなりませんでした。

今回は、その最後のひと手間をなくします。集める分野を増やすのも、止めるのも、同じチャットに話しかけるだけ。 前回(育てる編①・台帳Q&A)で作った"話しかける窓口"が、質問だけじゃなく、設定変更まで引き受けてくれる——その続きです。

設定シートを開くのが、ちょっとこわかった

正直に白状します。わたしは、あの「設定シート」を開くのが、ずっと少し苦手でした。

毎朝の見出しは便利に届く。でも「医療のニュースも追いたい」と思い立つたびに、設定シートを開いて、新しい行を足して、検索語の欄に何を書けばいいか悩んで——「医療」だけだと広すぎる? かといって絞りすぎると0件になる?——除外語は? 件数は? と、項目を一つひとつ埋めていく。逆に「もう金融は追わなくていいかな」と思っても、どの行のチェックを外せばいいんだっけ、と表とにらめっこ。

たいした作業ではないんです。でも、その「表を正しく直す」のがこわくて、結局あとまわしにする。非エンジニアのわたしには、表計算のセルって、いまでも少し"配線"みたいに見える。触ったら、どこかが断線しそうで。気づけば、追いたいと思った分野は追えていないまま、興味の薄れた分野だけが毎朝こつこつ届き続けている。——設定が、自分の関心に追いついていない。そんな小さな後ろめたさが、ずっとありました。もし、いま「分かる」とうなずく気持ちがあるなら。この先は、たぶんあなたのための回です。

結果から言います =「医療も追って」で増え、「金融はもういい」で止まる

いまは、その設定シートを、ほとんど開かなくなりました。やることは、前回とまったく同じ場所——「AI秘書」シートの黄色い入力欄に、話し言葉で書いてEnter。 ただし今回は、質問ではなく"お願い"を書きます。

🧑 あなた:医療のニュースも追って

🤖 秘書:✅ あつめる対象に追加しました:医療(やめたいときは「○○はもういい」、一覧は「今なに集めてる?」)

これだけで、設定シートに新しい1行が、検索語まで組まれた状態で増えています。チェックはオン。明日の朝から、その分野の見出しも届くようになります。

止めるのも、同じ要領です。

🧑 あなた:金融はもういい

🤖 秘書:止めました:金融リテラシー(1件)

設定シートを開いて、行を探して、チェックを外して——という手順が、まるごと「金融はもういい」のひと言に置き換わりました。立ち位置が、また一つ動いたんです。前回は「ためた記憶に話しかけて、質問できる」でした。今回は、「集める設定そのものを、話しかけて変えられる」

正直に言うと、今回もわたしはコードを一行も書いていません。前回作った窓口に、新しい役目を一つ覚えさせてもらっただけ。それが、このブログのやり方です。

AI秘書チャットで「医療も追って」と話しかけて分野を追加、「金融はもういい」で停止する様子
「AI秘書」シートの黄色い欄に話しかけるだけ。「医療も追って」で追加、「金融はもういい」で停止。返事は"実際に切り替えた分野名"を返してくれる。

これは、前回の"話しかける窓口"が、もう一役引き受けただけです

種明かしをすると、これは新しい窓口を作ったわけではありません。前回、台帳に質問するために設けた、あの黄色い入力欄。あれが、そのまま設定変更も聞き分けてくれるようになった、というだけの話です。

仕組みのことを、ひと言だけ。あなたが黄色い欄に何か書いてEnterすると、まず共通の"受付係"(ルーター)が、それが質問なのか、設定変更のお願いなのかを見分けます。「最近の生成AIの話題は?」なら質問として台帳を読みに行き、「医療も追って」なら設定変更として処理する。あなたは、どちらかを選ぶ必要はありません。ふつうに書けば、向こうが見当をつけてくれる。

だから、覚えることは増えていません。話しかける場所は前回と同じ一つだけ。そこに質問を書けば答えが返り、お願いを書けば設定が変わる。前回までで窓口を動かしてきた人なら、もう何も新しく準備するものはありません。前回「この窓口は質問だけのものじゃない」と予告したのは、このことでした。

話しかけ方は、ぜんぶ自然な言葉で

触るのは、前回と同じ黄色い入力欄、ひとつだけ。そこに、ふだん人にお願いするのと同じ言い方で書いて、Enter。やれることは、だいたい4つです。

増やす。 「医療のニュースも追って」「教育DXも追加して」のように。すると秘書が設定行を組んで、設定シートに1行足してくれます。返事は「✅ あつめる対象に追加しました:医療」。

止める。 「金融はもういい」「医療はもういい」のように。その分野の設定のチェックがオフになり、明日から届かなくなります。消すのではなく"お休み"なので、あとで戻せます。

また再開する。 「金融をまた追って」のように。お休みにしていた分野のチェックを、オンに戻します。返事は「再開しました:…」。

いま何を集めているか、一覧で見る。 「今なに集めてる?」と書くと、こんなふうに返ってきます。

🤖 秘書:いま集めているのは:
・教育DX
・生成AI
・金融リテラシー
(増やす→「○○も追って」/止める→「○○はもういい」)

この一覧だけは、AIを使いません。設定シートを、そのまま読んで並べているだけ。だから、いつ聞いても確実で、待ち時間もありません。「あれ、いま何を追ってたっけ」と分からなくなったら、まずこれを聞く。ここが、迷子にならないための足場になります。

そして——どうしても分野が読み取れないお願いだったときは、秘書は勝手に決めず、短く聞き返してきます(この話は、あとでもう少し)。

【手順】有効化済みなら、黄色い欄に書くだけ

「で、何を準備すればいいの?」——ここがいちばん知りたいところですよね。うれしい報告です。前回(育てる編①)の「有効化」が済んでいれば、新しい準備は何もいりません。

前回、「AI秘書」シートを使い始めるときに、メニューから一度だけ「有効化」を押しましたよね。あれは〈黄色い欄に書いてEnterしたら、ちゃんとAIに聞きに行ける口〉を取り付ける作業でした。今回の設定変更も、まったく同じ口を通って動きます。だから——

  1. 「AI秘書」シートの黄色い入力欄に、「医療のニュースも追って」と書く。
  2. Enter
  3. 数十秒待つと、すぐ下に返事が出て、設定シートに行が増えています。

それだけ。質問のときと、押す場所も、待ち方も、まったく同じです。

もし「有効化って、やったかな?」と不安なら、判定はかんたんです。前回の台帳Q&A(黄色い欄に「最近の生成AIの話題は?」など)がちゃんと動いていたなら、有効化は済んでいます。何を書いても無反応なら、まだの可能性が高いので、先に育てる編①の手順で、一度だけ有効化をすませてください。一度きりの作業です。

そしてもちろん、従来どおり、設定シートを自分の手で開いて直すやり方も、そのまま使えます。 チャットは、そのシートを"開かなくてよくなる"便利口にすぎません。チャットで足した行も、結局は同じ設定シートの1行。あとから手で微調整したくなったら、いつでもシートを開けばいい。チャットと手編集は、どちらかではなく、両方使えます。

ひとつだけ、やさしくお願いを。「追加」と「停止」は、設定を組むのに無料のAI(Gemini)を1回ぶん使います(仕組みとして、1回の指示でAIを呼ぶのは多くても1回まで、と決めてあります)。「言い方を変えたら?」と何度も連打せず、聞いて、返事を読んで、ひと呼吸。それで十分です。連打さえしなければ、無料の範囲で$0のまま使えます。(一覧の「今なに集めてる?」は、そもそもAIを呼ばないので、何度確かめても大丈夫です。)

増やすとき、検索語までAIが組んでくれる

ここが、今回いちばん「楽になった」と感じたところです。

設定シートに分野を1行足すには、本当は「分野ラベル・検索語・除外語・件数・新しさ・ねらい」という、いくつもの欄を埋める必要があります。なかでも悩ましいのが検索語。「医療」とだけ書くと広すぎてノイズだらけになるし、かといって特定の病名や企業名でしぼると、今度は0件になりやすい。このさじ加減が、わたしには毎回むずかしかった。

「医療のニュースも追って」と話しかけると、そのさじ加減を、AIが代わりにやってくれます。 一つの言葉でしぼりこまず、言い換えや関連語をいくつか「または(OR)」でつなぐ。たとえば「教育DX」をお願いすると、こんな具合に組んでくれます。

教育DX OR GIGAスクール OR デジタル教科書

こうしておくと、どれか一つに引っかかった記事が拾えるので、取りこぼしが減ります。逆に、特定の固有名を「かつ(AND)」でくっつけすぎない——欲ばって絞り込むと0件になりやすいから——という勘どころも、ちゃんと心得てくれている。前回までで実際にニュースを集めてみて分かった「絞りすぎると届かない」という失敗の教訓が、そのまま設計に入っているんです。

もちろん、AIが組む検索語が、いつも100点とはかぎりません。「思っていたのと、ちょっと違う記事が来るな」ということも、あります。でも、それでいいんです。 ズレに気づいたら、設定シートを開いて、その行の検索語を自分で直せばいい。チャットは"たたき台を一瞬で作ってくれる人"で、最後の微調整は、いつでも自分の手に戻せる。ゼロから空欄を埋めるのと、できあがった行を少し直すのとでは、こわさがまるで違いました。この"逃げ道がある"ことが、わたしには何より安心でした。

止めるときの正直さ = 切り替えた"本当の分野名"を返す

増やすのと同じくらい、わたしが安心したのが、止めるときの返事でした。

「金融はもういい」と話しかけると、秘書はこう返します——「止めました:金融リテラシー(1件)」。ここで大事なのは、返ってくるのがわたしの言った「金融」ではなく、実際に切り替えた設定の分野名「金融リテラシー」だということ。秘書は、自分が"何を"オフにしたのかを、正直に名指しで報告してくれるんです。

なぜ、これが大事なのか。たとえば設定に「料金プラン」みたいな分野があったとして、「金融」と言ったつもりが「料金」まで巻き込んでオフにされたら、困りますよね。この秘書は、設定のラベルが、わたしの言った言葉を含んでいるときだけ切り替えます。「金融」と言えば「金融リテラシー」は切り替わるけれど(「金融」を含むから)、「料金プラン」は巻き込まない(「金融」を含まないから)。一方向にだけ照らし合わせる、慎重なやり方です。

それでも、思わぬ巻き込みが100%起きないとは言いきれない。だからこそ、切り替えた本当の分野名を返してくれることが効いてきます。「止めました:金融リテラシー」と表示されれば、「あ、ちゃんと狙ったものが止まった」と、その場で確かめられる。もし「金融はもういい」と言ったのに、返事が「止めました:料金プラン」だったら——あなたは即座に「あれ、止めたかったのは、そっちじゃない」と気づける。気づければ、すぐ「また追って」で戻せます。

これが、今回の肝です。機械が裏で何をしたかを、人が言葉でその場で確かめられる。 黙って正しくやってくれる賢さより、やったことを正直に見せてくれることのほうを、わたしは信じます。間違いを「起こさない」と言い張るより、「起きても気づける」ように作る。それが、毎日となりに置いておける相棒の条件だと思うんです。前回の質問機能で【根拠】を見せてくれたのと、同じ正直さです。

ちなみに、言った分野が設定のどこにも見当たらないときは、こう返ります——「その分野が設定に見つかりませんでした。「今なに集めてる?」で一覧を確認できます。」。これも故障ではありません。無いものを、あるふりして「止めました」とは言わない。名前が少し違っているだけかもしれないので、まず一覧で正しいラベルを確かめる。迷ったら一覧に戻る、が、ここでも効きます。

分からないときは、勝手に決めずに聞き返す

もうひとつ、わたしがこの秘書を信用した理由があります。自信がないときに、勝手に突き進まないことです。

増やすにも止めるにも、「どの分野の話か」が分からないと、設定はいじれません。お願いの言葉があいまいで、分野を一つに特定できなかったとき——秘書は、適当に当たりをつけて行を足したりはしません。代わりに、短い質問を一つ返して、「○○のことでしょうか?」とこちらに聞いてきます。あなたが「金融のこと」と分野名を添えて答えれば、そこで初めて設定を動かす。

これは、地味だけれど大事な線引きだと思っています。設定をいじる操作は、毎朝の配信そのものを変えてしまう。だからこそ、あいまいなまま「えいや」で実行されるより、「これってどっちのことですか?」と一度確かめてくれるほうが、ずっと安心して任せられる。確信があるときだけ動き、迷ったら聞き返す。 これは前回の質問機能で「記録に無いことは『分かりません』と言う」のと、まったく同じ思想です。自信たっぷりに間違えるより、ひと言確かめてくれる——それが、毎日となりに置いておける相棒に、わたしが求めたいことでした。

正直な限界(先に言っておきます)

このブログのやり方として、できないことは先に言います。この設定変更にも、はっきりした線があります。

  • 検索語はAIが組むので、ズレることがあります。 「思ったのと違う記事が来るな」というとき、原因はたいてい検索語。そのときは設定シートを開いて、その行を手で微調整してください。チャットは"たたき台"、最後の調整は自分の手で、が基本です。
  • 止められるのは、設定にある分野だけです。 設定に無い名前を言っても切り替えられません。「見つかりませんでした」と出たら、「今なに集めてる?」で正しいラベルを確かめてから言い直してください。
  • これは"集める設定"の話で、真偽の判定はしません。 今回いじっているのは「どんな分野を集めるか」だけ。集まってくるニュースが本当かどうかの判断は、前回から一貫して、しません。最後はあなたが元記事で確かめる——そこは、人が握る設計のままです。

逃げ道が必ず残っていること。間違いが起きても気づけること。それが、わたしがこの設計を信じられた理由です。

同じものを作る:AIに渡す"設定変更を足す"プロンプト

「自分のリサーチ秘書にも、この"話しかけて分野を変える"を足したい」——やり方は、前回とまったく同じです。中身は自分で作りません。しかも今回も、ゼロから作り直す必要はありません。 前回育てる編①で"話しかける窓口"まで作ったコードが、もう手元にあるはず。やることは、その既存コードに「チャットで設定を変える枝」を足してもらうこと。ChatGPTやGeminiのような対話AIに、前回貼ったコードを見せたうえで、「設定変更もできるようにして」とお願いするだけです。読者であるあなたが、コードを読む必要も、書く必要もありません。

ひとつだけ、先にことわっておきます。今回足すのは、"話しかけて集める分野を変える"枝だけです。週次のまとめや見出しの地図は、次回ていねいにお見せします。

具体的には、こんな趣旨をAIに伝えます(前回貼ったコードを、いっしょに渡してください)。

  • 同じ「AI秘書」チャットに、設定変更の枝を足す(新しいシートやメニューは増やさない)。育てる編①で作った"受付係"(メッセージの意図を見分ける処理)に、「設定変更(追加/停止/再開)」と「一覧(今なに集めてる?)」を足す。見分けがつかないものは、従来どおり質問として扱う。
  • 設定変更と判断したら、AIに「いま集めている分野一覧」と利用者の指示を渡し、操作(追加/停止/再開/確認)と中身をJSONで決めさせる。追加は設定行(分野ラベル・検索語・除外語・件数・新しさ・ねらい)を組み、設定シートに1行追記してチェックをオンに。検索語は絞りすぎず、言い換え・関連語をORで2〜4語、固有名のANDは足しすぎない(0件防止)。停止/再開は対象分野のチェックをオフ/オンに。確認は、あいまいで分野が特定できないときだけ短く聞き返す。
  • 照合は一方向一致(設定の分野ラベルが、利用者の言った語を含むときだけ切り替える)。切り替えたら、利用者の言った語ではなく"実際に切り替えた設定の分野名"を返す(巻き込みに気づける)。設定を消さない(止めるのはチェックを外す"お休み")。真偽の判定はしない。
  • 一覧(今なに集めてる?)はAIを使わず、設定シートを読んで返す(オンの分野・止めているもの・操作のヒント)。

頼むときのコツも前回と同じで、「やってほしいこと」だけでなく、「やってほしくないこと」(設定を消さない・過剰に巻き込まない・あいまいなら勝手に決めない)まで正直に念押しすること。そして、それを実際にAIへ伝える"貼る文"が、これです。下の枠を丸ごとコピーして、前回貼ったリサーチ秘書のコードと一緒に、対話AI(ChatGPT / Gemini など)に渡してください(中身の意味は分からなくて大丈夫)。いちばん下に「ここにコードを貼る」とあるので、その続きに、前回までに貼ったコードをそのまま貼り付けます。

あなたはGoogle Apps Script(GAS)の熟練エンジニアです。下に貼る「リサーチ秘書」の既存コード(毎朝ニュースを集めて台帳にためる+"AI秘書"チャットで台帳に質問できる=育てる編①まで)に、"チャットに話しかけて、集める分野を増やしたり止めたりできる(設定変更)"機能を足してください。既存の動き・関数・シートは壊さず、追加だけしてください。専門用語の説明は不要。コードと、コード内の日本語コメント(非エンジニアにも分かる代弁口調・誇大なし・正直)だけを返してください。

【足すもの(一言)】
「AI秘書」チャットに「医療のニュースも追って」と書くと集める分野を追加、「金融はもういい」で止める(同じ入力欄で、質問と設定変更を使い分ける)。例「教育DXも追加して」→設定に1行追加、「金融はもういい」→その分野を休止。

【絶対にやらないこと(正直に・コメントにも明記)】
・設定を消さない(止めるのはチェックをオフにする"お休み"=あとで戻せる)。
・利用者の言った語で過剰に巻き込まない(一方向一致=設定の分野ラベルがその語を含むときだけ切り替える。「金融」で「料金プラン」を巻き込まない)。
・あいまいで分野が特定できないときは、勝手に決めず短く聞き返す。
・真偽の判定はしない(これは"集める設定"の話)。破壊的操作はゼロ(設定シートに追記/チェック切替のみ)。

【UI=同じ「AI秘書」チャット】
・新しいシートやメニューは増やさない。育てる編①で作った共通の"受付係"(メッセージの意図を見分ける処理)に、「設定変更(追加/停止/再開)」と「設定確認(一覧)」の枝を足す。見分けがつかないものは従来の質問へ。

【動き=設定変更(追加/停止/再開)】
・設定変更と判断したら、Geminiに「いま集めている分野一覧」と利用者の指示を渡し、操作(追加/停止/再開/確認)と中身をJSONで決めさせる。1回の指示でGeminiを呼ぶのは1回まで。
・操作="追加":AIが設定行(分野ラベル/検索語/除外語/件数/新しさ/ねらい)を組む。検索語は絞りすぎず、言い換え・関連語をORで2〜4語(例「教育DX OR GIGAスクール OR デジタル教科書」)、末尾に固有名でANDを足しすぎない(0件になりやすい)。設定シートに1行追記し、チェックをオンに。返事は「✅ あつめる対象に追加しました:(分野名)(やめたいときは「○○はもういい」、一覧は「今なに集めてる?」)」。
・操作="停止"/"再開":対象分野について、設定シートのチェックをオフ/オンにする。照合は一方向一致(設定の分野ラベルが、利用者の言った語を含むときだけ)。切り替えた件数が0なら「その分野が設定に見つかりませんでした。「今なに集めてる?」で一覧を確認できます。」。切り替えたら、AIが言った語ではなく"実際に切り替えた設定の分野名"を返す:「止めました:(実分野名)(n件)」「再開しました:(実分野名)(n件)」。
・操作="確認"(あいまい):短い質問を返して聞き返す(勝手に決めない)。
・Geminiが混雑なら「いまAIが混雑しているようです。少し待って、もう一度送ってください(壊れていません)。」を返す。

【動き=設定確認(一覧・AI不使用)】
・「今なに集めてる?」等は、Geminiを使わず設定シートを読んで返す:「いま集めているのは:」+オンの分野を「・」で列挙。オフの分野があれば「止めているもの:(オフの分野)」。末尾に「(増やす→「○○も追って」/止める→「○○はもういい」)」。

【Geminiへの判断プロンプト(設定変更用)の趣旨】
「あなたは毎朝のニュース収集の設定を世話する秘書。利用者の指示と現在の分野一覧から、操作(追加/停止/再開/確認)を判断してJSONだけで返す」。追加は設定行を作る(検索語はORで2〜4語・絞りすぎない・固有名のANDを足しすぎない)。停止/再開は対象分野名を入れる。あいまいなときだけ確認。利用者への短い返事「ひとこと」を必ず入れる。出力JSONは {"操作":"追加","設定行":[{"分野":"…","キーワード":"…","除外語":"…","件数":5,"新しさ":"3日","ねらい":"…"}],"対象分野":[],"確認したいこと":[],"ひとこと":"…"} の形。

【既存コードとの統合】
・既存のGemini呼び出しの共通部品、設定シート(チェック/分野/キーワード/除外語/件数/新しさ)、育てる編①の受付係・チャットへの書き込みをそのまま再利用してよい。設定シートを読む/追記する小さなヘルパを足してよい。
・育てる編①までの動き(毎朝実行・台帳Q&A・有効化など)は一切変えない(追加のみ)。

では、以下が、いま動いている『リサーチ秘書(育てる編①まで)』のコードです。これに上の機能を足した完成形を返してください:
(★ここに、前回までに貼ったリサーチ秘書のコードを、まるごと続けて貼り付けてください)

このとおり、頼みごとの半分は"やらないこと"の念押しです。でも、それでいい。「賢く全部やって」より「やったことは正直に見せて、迷ったら聞いて」と頼むほうが、毎日となりに置いておける相棒になる——わたしは、そう思っています。

つまずき先回り

実際にわたしがつまずいた場所を、先回りで。どれも「壊れた」わけではない、というのが共通点です。

書いてEnterしても、何も起きないとき。 いちばん多いのは、前回の「有効化」をまだ済ませていないケースです。育てる編①でやった「有効化」が済んでいないと、黄色い欄に書いても、秘書はまだAIに聞きに行く口を持っていません。先に有効化を一度だけ済ませてから、もう一度書いてEnterしてみてください。

「その分野が設定に見つかりませんでした」と出たとき。 故障ではありません。言った名前と、設定のラベルが少しずれているだけのことが多い。「今なに集めてる?」で一覧を出して、設定にある正しい名前を確かめてから、言い直してみてください。

増やしたのに、新着が0件のとき。 これも、よくあります。多くは、まだ配信のタイミングが来ていない(明日の朝を待つ)か、検索語がその分野にしては絞りすぎなだけ。数日ようすを見て、それでも来なければ、設定シートを開いてその行の検索語を見直してみてください。「OR で広めに、固有名のANDは足しすぎない」が、ここでも効きます。

「混雑しているようです」と出るとき。 これも前回と同じ、無料のAIの「順番待ち」です。「いまAIが混雑しているようです。少し待って、もう一度送ってください(壊れていません)。」と出たら、ひと呼吸おいて、もう一度。壊れてはいません。なお、一度のお願いでAIを呼ぶのは1回まで、と決めてあるので、「1回お願いして、ひと呼吸」を守っていれば、まず当たりません。

次回予告:同じチャットが、もっといろいろ引き受ける

これで、毎朝届くだけだった秘書が、「話しかければ、質問にも答え、集める分野まで変えてくれる」秘書になりました。設定シートを開いて固まっていた、あの「ちょっとこわい」が、ひとつ消えたんです。窓口は、ずっと同じ一つの黄色い欄。そこに覚えさせる役目が、また一つ増えたわけです。

そして、面白いのはここからも続きます。同じチャットに、これからこんなことを——メニューを探さず、ぜんぶ同じ場所に話しかけるだけで——できるようにしていきます。

  • 「今週どうだった?」で、週次のまとめ。 ためた台帳から、今週の流れをふりかえって1枚に。毎朝の点を、週の線につなぐ回です。
  • 見出しを"地図"にする。 ためた見出しを、放射状のマインドマップ(Markmap)に貼れる形に。何度か「今回は見送ります」と言ってきた、あの図です。
  • 集めたいことを書くだけで、AIが設定を整える。 今回は分野ごとに「追って」とお願いしましたが、もっとざっくり「こういうことが知りたい」と書くだけで、秘書が設定を組んでくれる方向へ。キーワードの書き方に悩む、その最後のひと悩みまで、AIに任せていく回です。

届けて終わり→話しかければ答える→集める分野まで変えられる、ときて、次は「今週どうだった?」と振り返らせ、見出しを地図にする毎朝へ。どれも、実はもう手元で動いています。コードが書けなくても、AIに任せて、ちゃんと同じところへたどり着けます。ここまで手を動かしてきたあなたなら、もう、怖いものはありません。

→ 公開しました:育てる編③|「今週どうだった?」でためた台帳を今週の流れに振り返る(週次まとめ)


※ この記事で作る設定変更は、毎朝"どんな分野を集めるか"の設定をいじるものです。集まってくるニュースの真偽は判定していません(それは前回までと同じで、最後はご自身で元記事を確認してください)。止められるのは設定にある分野だけで、AIが組む検索語はズレることがあります。気になるときは設定シートを開いて、いつでも手で微調整できます。切り替えた実際の分野名を返すので、思わぬ巻き込みにも気づけます。混雑などでうまく動かない日もありますが、壊れてはいません。少し待って、また試してください。


このシリーズのこれまで:創刊号(入口)記事01:フォーム回答をメールで受け取る記事02:フォーム回答をLINEに即時通知記事03:フォーム回答を毎朝自動集計してLINEに通知記事04:名簿から差し込みメールを一斉送信記事05:長いGmailをAIで3行+やることリストに記事06:毎朝、未読メールを自動で要約して1通に記事07:たまった自由記述を、AIでテーマ別に分類・集計記事08:登録キーワードのニュースを、毎朝LINEに応用編その1:AI秘書「ぽけっと手帳」(全体像)応用編その2:リサーチ秘書(追いたい分野のニュースが毎朝1通)育てる編①:ためた見出しに"質問"できる(台帳Q&A)育てる編②:「医療も追って」で集める分野を増減(設定変更)(この記事)育てる編③:「今週どうだった?」でためた台帳を週次まとめ育てる編④:「地図にして」でためた見出しを放射状の地図に(見出しマップ)育てる編⑤:「再エネ政策を追いたい」で検索語まで含む設定をAIが設計(設定アシスタント・完結)応用編その3:受発注・請求 秘書(受注が来たら、選ぶだけで見積書・請求書のPDFに)受発注 育てる編①:入金消込・督促・領収書PDF受発注 育てる編②:受注した瞬間に在庫を押さえる受発注 育てる編③:発注点アラートと発注書PDF受発注 育てる編④:月次集計・売上グラフ・会計CSV(最終回)基礎編:URLひとつで“自分の申込ページ”を作る(Webアプリ)基礎編:申し込まれた瞬間に、確認メールが自動で返る基礎編:申し込んだら、控えのPDFが自動で届く基礎編:申込の控えが、勝手にドライブへ積み上がっていく基礎編:申込のひとことを、届いた瞬間にAIが仕分ける基礎編:誰も画面を開いていないのに、毎朝まとめが届く基礎編:申込が来た瞬間、ポケットのLINEが鳴る(最終回)応用編その4:申込・予約 秘書(満席の瞬間、ページが自分から閉まる)申込・予約 育てる編①:キャンセル待ちと自動繰り上げ申込・予約 育てる編②:承認制とお断り下書き申込・予約 育てる編③:前日リマインダーと毎朝まとめ申込・予約 育てる編④:管理ページ(最終回)

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